三原橋センターの三原
その三原橋センターは都合7軒ほどの飲食店が並んでいて、その一番手前と一番奥は同じ、「三原」という店であーる。両店になんの関係も無いけど・・・
三原橋センターは先日も申し上げたとおり、晴海通りの地下にあって手前は銀座4丁目、奥は5丁目となるので客たちは勝手に「銀座4.5丁目」などと呼んでいた。
その、4丁目側の三原であーる
店は機嫌の悪いおばはんが一人でやってるのだが、これがまた、全部ウマいのだー!
店の中に切り絵が一枚。
その店内を描写した絵だ。
奥にはご主人とおぼしき板前がにこやかに包丁をさばき、
手前ではこの機嫌の悪いオバハンがまた静かな笑みをたたえている。
ご主人の生前、きっとこの寂しい店もにぎやかだったに違いない。
そのおばはんの思い出の店もまもなく取り壊される。
ところで・・・
「野菜やきそば」と称するコレがこりゃまた夢のようにウマいのだー!!!
★★★★♪♪♪♪♪
銀座、かごっま料理おごじょ逝く
タイムズスクエア、ピカデリーサーカスと並ぶ世界の繁華街銀座四丁目交差点から晴海通りを東銀座方面へほんの2分。シネパトスというカルトムービー映画館で有名ではあるがいまにも朽ち果てそうな「三原橋センター」は土浦亀城の設計による、世が世なら渋谷ヒカリエが大急ぎで逃げ出す昭和モダニズムの代表的建築であーる。
その腐った地下街に!
かごっま料理、おごじょがあった。
かごっまとは鹿児島のこと。おごじょは単に「女」の意味だそうであーる。
2010年頃の名品、蒸し豚! とろとろ、やわらこーてな~~
鹿児島料理、ではないような気もするが脂がのりのりのいわしめんたいもウマかったな~~
なによりとろりんと甘い鹿児島醤油がなああ~~
しかも、何食うても何飲んでもいっこさんばくえん!
さんばくえんの焼酎はコップにナミナミ!
3杯飲んで2品食い、1500えんであの世へ行けた!
最初に訪れた時は鹿児島のおばあちゃんが一人でやってた。
数学者だったご主人の最期にお嬢さんのいる東京で夫婦お二人で商売をしたかったそうであーる。お嬢さんも深夜にお手伝いに来た。
次に訪れた時もおばあちゃんがいた。
3度目には幸薄そうなおばちゃんに代わってて、そのつぎはあんちゃんだった。
そのつぎはまた別のおっちゃんでこのおっちゃんの時代は1年近く続いたかもしれない。
謎の人事だ。
7月の末、いつものようにシネパトスの薄暗い階段を下りるとかごっま料理おごじょとその両隣の3,4軒が店を閉じていた。
建物そのものが耐震性に欠けるという理由で取り壊されるらしい。
残念だ。
★★★♪♪♪♪♪
やきそば!
なぜか15年に一度くらい入るのがこちら
有楽町高架下、名代後楽そば!
その昔は日劇の壁に張り付いていた。
日劇取り壊しで銀座口の駅前に移った。
そしてイトシア建設でここへ。
ここは立ち食いそば屋だが、
大体、半分の客が食ってるのがコレだ!
やきそば!
これはやきそばであり、本当にやきそばであって、
肉片もキャベツ片もほとんどみえない。
しかもこれは大盛りだが普通盛りとの違いもわからない。
それでも昼時、幸福そうなサラリーマンが列をなしてこのウマくもないやきそばを食う。
おれは不幸だが15年に一度くらいは。
なぜだろうか、よくわからんまま30年が過ぎ、さっき、理由がわかった!
東京都心で気軽にみんなだいすきなやきそばなんかを食えるところはそうそう見当たらないのだ!
★♪
【きょうのひとこと】
銀座でやきそば屋台をやると儲かると思う。
銀座一丁目の香港!銀座吉永 盛京御膳
銀座8丁目リクルート裏のかめや
ご覧の通り、新橋烏森口店より数段しょっぱい出汁は相変わらず。
でもこのねぎ、この天ぷら、そして!
このそば!!
大好きだった ゆで太郎がアレになっちゃったのはまたの機会に恨みつらみしたい。
ゆで太郎がダメになっても
かめやがあるかぎり、なんとなく生き延びれそうな気がする!
天然ルチンで健康になるし・・・
★★★★♪
- [2010/05/11 00:31]
- 銀座・有楽町 |
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