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国立 まっちゃん 

新宿からオレンジ色の電車で35分。国立(くにたち)駅に到着直前、道路をまたぐ小さなガードに差し掛かると左手の窓に一段下がった道路のつきあたりの薄汚れた黄色い看板が見える。
いや、正確にいえば「見えた」。
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まっちゃん!左手はすぐ中央線の高架だ。

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まっちゃんの前に立ち、中央線を背に、あの車窓から見えたまっちゃんの看板のほうを向く。
つきあたりの空き地に木造2階建てのまっちゃんがあった。
いまのまっちゃんの目の前の道路は、当時低い土手を走る電車をくぐるために掘割になっていた。
掘割の左右の石垣、その向こうの黄色い看板。
10数年前の高架化で掘割がなくなり、それでもまっちゃんはそのままの風情で建っていたという。
しかし、昨年ついにそのまっちゃんもいまの位置に移転してしまった。
かつての掘割の上である。

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40年前の味を思い出しましたか?
煮込みを出しながら、あのころとは代替わりしたオヤジが聞いた。
さすがに40年前の味は忘れた(大糞核爆)。
しかし、客を見れば怒り出す、あの古いオヤジの顔はくっきり思い出した。

そして・・・・
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どえりゃあウマいでかんわ!

たぶん、おれが生まれて初めて入った串焼き屋がここだったはずだ。
こんなにウマいヤツを最初に食ってしまったらあとはそりゃダメだろう。
この40年間、なんとなく世の串焼きに興味を持てなかった理由はそこにあったのだ。

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ちいさな三角屋根の木造駅舎はとっくになくなり、こんな無粋な高架駅に。

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でも駅を背にした、左から旭通り、大学通り、富士見通りとメインストリートが放射状に延びる駅前ロータリーの風情は40年前とちっとも変わっていない。

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酔い醒ましになつかしいロージナ茶房でコーヒーを。

あの掘割、新宿から左手にはまっちゃんが見えたが、右手には掘割にへばりつく「うなちゃん」が見えた。
こちらはうなぎの串焼きだ。
そのうなちゃんも盛業中。
少し遠いけれど、国立へ通おう。
「まっちゃん」はむかしもいまも女人禁制。
多様性の受容もなにもないところがかえっておもしろい。
でも、土曜日だけは女性も食べることができます。それも時代なのでしょうか。

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江古田のてんほう 

・・・というわけで、「鳥忠」には見切りをつけて河岸を換えることにした。

立ちのみ、立ちくい天ぷら、てんほう!

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にいちゃんともおっさんともつかぬ男がひとりで酒を作り、天ぷらを揚げる!
さほどカコイイわけではないが、てきぱきしないと仕方がないその姿はやっぱりカコイイ!

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東京ではめずらしい、スジニク入りのおでんもウマい!

2軒目だから、大して食わなかったが、2杯飲んで食って千円ちょっと!
★★★♪♪♪

江古田の鳥忠 

江古田にはなかなか適当な店が見つからないので、ついつい「お志ど里」へ行く。
しかし、「お志ど里」はまあまあ安く、まあまあウマいが、客がうるさいとのことで別の店を探した。


お志ど里の斜め向かい、大衆割烹鳥忠!
オレの優れた選店眼によればこの店構え、この店名ならまあまあ安くてまあまあウマいハズだ!

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まあまあ安くてまあまあウマいが、劇的に量が少ないから結局高い!
量も味のうちだろう!
しかも!
客だけでなく、店員までうるさい(大糞核爆)!

再訪はないな、と思ってたら、なんと先週末でもって閉店、建て替えだったそうだ。
再訪しない、ではなくて再訪できない。
オレの選店眼はたいしたことなかった・・・・
★★

二子新地、佰老亭のオアチェン 

二子新地の佰老亭は台湾らしい、ウマい料理を食わせてもらえる上に、あの回転丸テーブルがあるから、10人くらいで鉄道模型の品評会なんかやるにも好適。
もちろん、ボクは鉄道模型なんかには興味がないので、そんなことはやらないが・・・

その佰老亭、これからの季節にだけ出すのがコレ!
写真 2
とろとろのたまごの海にたくさんの牡蠣がちりばめられる、オアチェンだ!

ここ数ヶ月、オヤジの顔を見ていなかった。
なんだかややこしそうな病気で入院しているとは聞いていたが、がんとは知らなかった。
おにぎりのような顔をしたオヤジは若い日、渋谷道玄坂にあった古書店でたまたま見つけた台湾料理の本に魅せられて猛烈に独学したという話を一度だけしたことがある。
そのオヤジががんから復活したものの、
退院祝いに奥さんの故郷である台湾へ帰郷中、心筋梗塞で亡くなったと聞いた。

以前からオヤジの助手をやっていたムスコは
完全にオヤジの料理を再現できる。
料理によってはオヤジよりウマいと、常連客は知っている。

悲しいけれど、まだまだあの料理は食える。

ご冥福をお祈りいたします。

ちから本店で「にくう」をくう 

広島市街を東西に突っ切る目抜き通り。
路面電車の胡町(えびすちょう)を降りてほんの少し!
写真 1
コレが広島市内そこかしこにある「ちから」本店だ!

写真 2
ええじゃろ(糞爆)?

本店だからってナニかいいことがあるわけではない。
だが、うどんと「むすび」と呼ばれるおにぎりだけの大企業は広島にしかない。
しかも、それはここ「ちから」だけでない。
ちょうど、日立と東芝が、三井と三菱があるように、広島には「ちから」と「むさし」がある野田阪神!
コレが民主主義、というもんだー(大糞核爆)!
(←むさし)
★★★♪♪♪

ちから本店から数歩歩いた駐車場の前の自販機がヘンだ・・・・
写真 3
出汁の自販機(大糞核爆)!
昆布入りと昆布と焼きあご入りの2種類がアリマス

横川駅前商店街の立喰うどん 辰屋 

広島駅からJRで2駅ほどいったところが横川駅。
同じ広島駅から市街を通ってたどりつく広電だと30分もかかるが、JRだとほんの5、6分で着く。
JRは全国レベルで同じ駅名があれば通常、旧国名をつけ、たとえば武蔵新城、摂津本山などと称するが
横川は群馬県にも有名な駅があるにもかかわらず、広島県でも横川だ。
ただし、あっちがよこかわならこっちはたしかよこがわと読む。
大阪環状線の福島は特別だ。

その横川駅前からヨコにちょろっとアーケードが伸びる。
そのアーケードに入って数十歩。
写真 4
辰屋だ(糞爆)。

まだ朝も早いが、ここは広島。瀬戸内海をはさめばなんぼでもウマいうどんが食える四国だ。
せっかくだからマズいうどんを食おうジャマイカ。

写真 3
単なるぶよぶよのうどん。オバQの死骸型ではないが、それでも天ぷらもアレ。
しかし、
寒くなってくるこの季節、昆布出しの澄んだ出汁がえかろぅ。
ぐずぐずに切られた青ネギがえかろぅ。

7,8席しかないカウンターではオバはんとオッサンのデートだ。
おでんをつつきながら、朝9時から缶ビールだ。
デートはこのあと、パチンコ屋へ
そのつぎは競艇場だ。
★★♪♪♪♪

広島駅構内 駅麺屋 

何年か前、空中コンコースができるまでは0番線だったか、1番線だったか、片方が駅舎にくっついた端のホームにあった、通称「1番ホームのうどん屋」は広島のソウルフードなのらしい。
ソウルフードといっても韓国料理ではない。
そして、なんといっても「うどん」「そば」とは書いてあるが店名はどこにも書いてなかった、というか店名そのものがないからそう呼ばれていたのかもしれない。
その「1番ホームのうどん屋」が!
空中コンコースに移転して!

写真 3
駅麺屋!

ひらがなで書くと京急になってしまうが
それでも「駅」を「液」× 「驛」と書くことはないだろう。
(←えきめんや)

写真 4
鉢一面のがんす!さらにオバQの死骸型をぶっ差した!巻寿司も!
えかろぅ(大糞核爆)!

がんす、とは魚肉練り物を揚げたもの。
大昔、関西でも「ギョロッケ」と称する魚肉練り物のフライがあったが、こちらはコロモが極めて細かいのがちょっと違う。

写真 1
名物、「赤うどん」も選べるが、数十円高いのでヤメといた(糞爆)。
貯金せなあかんからな!

がんすも、オバQも、うどんも出汁も大してウモぅないんじゃがー
ついつい食ってしまうのはなんでじゃろ?
★★♪♪

京急横浜駅構内のえきめんやが実はウマい 

えきめんやはずいぶん昔、品川駅くだりホームでよく食った。
マズかったけど(糞爆)。


こちらはこないだの土曜日の朝の京急横浜駅北口構内のえきめんや。
ウマそうだにゃー

なんと!
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出汁よし、麺よし!
ついでにネギまでウマい!

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どろどろになった天ぷらがコレまた!

以前からの改良度がスゴい!
でんてつけーでは最高峰か?

点  +25
店名 えきめんや
駅名 京急横浜
場所 北口構内
麺  +9
揚  +8
汁   +8
寸評 京急は速い!
★★★

南圃園(ナンボえん)、ナンボ? 

昼は!
舌切りスズメどもの巣窟、東急田園糞線、溝の口駅裏の・・・・・

南圃(ナンボ)園で!

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オードソックスゆえ、うまうまのカツどーん!

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味噌汁とタクワンがついてコレ、ナンボ?

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うまくて安い!!
かつ丼450

それからオレはナンブ線で立川まで往復した野田った阪神。

そして夕飯は!?

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南圃(ナンボ)園(大糞核爆)!

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おつかれさま、オレ(糞爆)♪
自分にご褒美(大糞核爆)!

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安定の餃子!

そして!
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シンプルであるがゆえに神々しいラーメン!

もろちん!
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受動喫煙100(大糞核爆)!

ウマい!
(←各種おかずはこちらまで)
★★★★♪♪♪♪

ありゃ?昼もカツ丼きたよね、ってオバはんに言われたのは想定内(糞)とはいえちょっとハズかしかった・・・・・

そこでいわもとQ! 

神保町であの嵯峨谷と並んで大人気の立ち食いそば屋、というと!
(←嵯峨谷)

いわもとQ!
こちらは新宿歌舞伎町のお店。
いわもとQ・・・・
なんでいわもとQ?

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いわもとQ、というほどでもない。
嵯峨谷と選ぶところも有馬温泉。
★★♪♪

でも安くてマズくなくて、ちょっと待たせるけどまあ、ええか。
しかも待たせるほどの味でも有馬温泉。
3おばQ
コレはおばけのQ

リベラ 目黒店がっ! 

目黒通りを流しているとイヤでも目に入るこの店構え!

ステーキハウス リベラ!
このままの姿で40年以上人気を誇ってるというから恐ろしい!

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中に入ってもいやというほどプロレスがモチーフだ!
オレはプロレスなんかになんにも興味はない!
もちろん鉄道モケーなんかもっと興味がない!


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このニンニクソースを!

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コレにぶっかけたら!

ぜんぜんウマないわ~~


世の人気とはなんぞや?
アヘとコイケはカイケンベッドでふたりでやっとけ!
アヘに乗っかるコイケを想像するだに気持ちがわりぃ!

死の街、二糞玉糞 日の出屋のそば 

この街が死んで数年が経つ。
醜い死人のママと、
日曜になれば醜い死んだパパが
これまた死んでしまった醜い糞ガキをそれぞれ乳母車に乗せて彷徨うのだ。

そんな死の街、二糞玉糞に!


日の出屋アリ!


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まずはタヌキだ。
どうだ、なんの衒いもない、純情無垢のこの神々しい姿。

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この直線的でざらっとした摩擦感のある麺!

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つぎはカレー+かけのセットだー!

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さらに無垢なこの姿を美代ちゃん!

そして!
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コレーだー!

そのつぎはやっぱり!
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この澄んだスープを美代ちゃん!

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この麺~~!

この沿線はまた、舌を切られたスズメどもの巣である。
二糞玉糞のショッピングセンターの糞レストランには長蛇の列。
そして
溝の口のあの店、
二子新地のあの店には
酷評ばかりが集まる。
そしてここ、日の出屋だって残念ながら。
もちろん、「たぐる」ような種類の蕎麦ではない。
だからもりではまだ食っていない。
そもそも「たぐる」ような蕎麦の楽しみはブルジョアどもにくれてやればいい。

だけど、この素朴をウマいといわねばナニがウマいのだ?
試しにこのブタニクカレーをひとくち食って、直後にかけの出汁をひとすくい飲んでみてほしい。
★★★★♪♪♪♪♪

新宿ションベン横丁、ささもとで悶える 


まだ17時前のションベン横丁に突入だー!

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やきそばの若月の看板が見えたらストップ!
(←若月)


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コレがささもと!

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40年ぶりの潜入!

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かんぱーい!O(≧∇≦)O イェェ~イ♪
だが、30年ぶりだというおっさんと二人ではどう注文すればよいのかふたりとも忘れてる(大糞核爆)

しばらく黙っていると・・・・
煮込み、食べます?とにいちゃんが聞いてくれます。
もろちん、
食う食う食う食う食うで~~!
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うっわああああああああああああああああああああああああああああああああ嗚呼嗚呼~~!

そこで30年ぶりのおっさんが思い出す。
ナマでやらせてもらえますか?
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ナマナマナマナマナマナマナマナマナマナマ~~!

赤いのは牛、ねぎがかかってるのは牛センマイであるがこれがまた!
嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼ああああ嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼ああああああああああああああああああああああああああああああああここまでくると、見てるだけでも美しいゲージュツのようだわ!


あとは死ぬまで焼いた・・・・・
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またひとつ、世界最高のレストランが増えた。
しかし、ニッポンに生まれてよかったと思うのは串をひねってる間だけである。
★★★★★♪♪♪♪♪

有楽町、慶楽の悦楽 

9月29日、この金曜日。

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16時半にこの店の前に立った。

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ショウウインドウにぶらさがるチャーシューとハイナンチキンライスの値札。
荒れている。

17時。
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メニュウの値段は100えんから2260えんまで、この上なく適当をカマしている。

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「御定食」だ。

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やがて運ばれたしゅうまいがっ!

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嗚呼!

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ほんとうにスムーズな咖喱飯。
大きく、鋭角に切られたじゃがいもの甘みがそのスムーズさを加速させる。

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豆板醤でアクセントをつけられたこれはチャーシューときゅうりの具材、そして切れずに伸びる麺のせいで韓国冷麺を思わせるが、韓国中探し回ってもここまで具を生かしきったものは出ないだろう。
涼しかったこの夏、9月の終わりに冷麺にありつけるとは思ってもいなかった。

ただし、9月いっぱいまで。
すなわち、昨日まで。
夏の終わりの夢でした。

★★★★★♪♪♪

そういえば、横浜中華街では・・・・
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ここ、慶楽同様、おかずは高いが麺飯の殿堂、海員閣!
(←海員閣)

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逝った・・・・

待ち合わせに便利な朝陽門を入ったところのモダン喫茶「ELLE」がとうとう!
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糞陽軒に!

慶楽・・・
早めに食っておこう