広島・薬研掘 豊後名物 吉四六
まだ松も開けぬ1月6日、広島の夜の街、流川界隈に繰り出した。
流川の本通の1本東、電車道の相生通りから薬研掘に入ってすぐ、小いわしの文字が躍る、なぜか「豊後名物」の冠がつく、居酒屋、吉四六。
写真右手の明るい屋台で手羽を揚げて売っているのが風情だ。
瓶ビール!
んで、もろちん、小いわし!
正月には漁はない。
だから明後日まで広島中、ドコへいっても小いわしはない、という。
なるほど、ザンネンながら小いわしは究極の地産即刻池消商品なのだ!
店先で揚げる手羽。
バリっと揚がり、身は硬い。かなり時間をかけて揚げているのだろう、身からはアブラが抜けてシワシワになってしまっている。
コドモ騙しのジューシーさなんて無縁の世界。
ウマい!
この季節、広島へ行ってカキを食わない手はない。
ふくふくの身をバターで焼いてなお香ばしい!
バリっと焼けた皮、ふくふくとした身!
コレがアナゴだ!
そしてなんてたって安い!
広島の夜はぜひ!
ヒロシマ・モナム~~ル
★★★★♪♪♪♪
宮島口駅前 超有名店あなごめし うえの
オレは鉄ちゃんなんかではないので早朝から広電宮島線で終点までいっちゃったりはしないのだ!
(←宮島線で宮島まで)
まだ午前10時台。
閑散とした観光地の目抜き通りにそびえる「うえの」ののれんをくぐると!
奥さん連中とメシヲタのデブで一杯だった・・・・・
いえ、さすがに有名店の高額商品です。
まさか、あなごはやっぱりうなぎの代用品ともいいません。
うなぎの代用品にしてはヘタなうなぎより高いですし・・・・
それよりなにより、こんだけ取っといて食わせたらさっさと出て行けという姿勢が気にくわん~~!
★★★★
岩国駅前 寿栄広食堂の中華そば
山口県岩国は基地の町である。
キチガイの町ではない。
でも、まあ、似たようなもんだ(糞爆)。
古い小さな駅舎を現在建替え中の岩国駅前広場。
工事中のクレーンなんかが繁華な雰囲気だけど、そんなことはない。
完全にウラビレタ駅前。
写真左端になんとなくうすーいピンク色が見えるだろうか?
これだ。
もうすこし近づいてみよう。
ラーメン/おみやげ/おくりもの/ラーメン・・・・
4種類の売り物があるように見えるが、アタマとケツがラーメンだから3種類だ。
しかも・・・・
おくりものってなんスカー!?
午後1時すぎ。
ほかには食い物屋もなく、まあ、ラーメン+餃子+ビールくらいはイケるやろ、と恐る恐る入ってみた!
愛想の悪いババアに急かされて入った店内に客はゼロだ!
しかも!
おみやげもおくりものも
そして餃子もビールもねえ!
あるのはラーメン、大盛ラーメン、いなりのみ!
ほかに食うとこもない、ということは競争原理が働かない、すなわち、高速のPと同じく
高くてマズい以外はないだろう。失敗した、しかし、ほかに店もないのだからこんな町に来たこと自体が失敗したことになる。
この地方ならではのしょぼいチャーシュー、もやし、青ネギ。
ちょっと濁ったスープにはけっこう大量の背油が浮かぶ。
コレは?
もしかして?
この細麺がまた!
こりゃうみゃ~~!
気がつけばオレの後から客が入る入る。
間口は狭いが奥に案外広い店内はオレが出るころ、満席になっていた。
キチの町の昼飯は遅い。
★★★★♪
東高円寺のハイテンション中華屋、満州王のオヤジがスゴい!
丸の内線東高円寺から青梅街道を環七方向へ30歩。
昼にはこんなトコに店があることすらわからないが夜になると「餃子」の提灯があやしく光る。
コレだ。
テントの店名があったあたりは黒く塗りつぶされて、店名もよくわからない。
うすよごれたガラスに張られた「満州王」が店名なのか?
ガラス戸を開けると厨房を中心にしたL字型カウンターは客で一杯。
しかし、オヤジは何人?5人?入れるよと、既存客をつめつめに詰めさせる。
目の前のスープのもと。
なんでも、開店以来15年間掃除していないという店内をあの「キタナシュラン」で報道されてから7年経つらしい。
おそらく、このスープも22年間・・・・・
嗚呼!
じゃがいも、ピーマン、コンニャクなどの煮物が突き出し。
そしてビールはもろちん、赤星ラガー★!
中央の厨房で手が8本あるんジャマイカという勢いで作る料理はそれなりに本格的なものではあるが、それでもまあ、どうでもいい。
それより、
客がいくら来たって、その都度厨房から出てきて丸イスを並べて、
イスも灰皿はなんぼでもあるからじゃんじゃん吸ってなーと言い放つこのオヤジがたまらない!
糞オリンピックを機に糞IOCの言いなりになって、どこもタバコが吸えない糞東京になっちゃってもきっとここだけは治外法権だ!
オレは通うよ!
★★★♪♪♪♪♪
神話に挑まないカレー屋
今回はカレーライスの話をしたい。
黄色くて具だくさんのカレーも決して嫌いではないが、私がより好むのはもっと黄色くて煮込みもせず、単に野菜のカレー粉炒めを片栗でガチガチに固めた安食堂のアレだ。
また、折角外で喰うのなら家庭料理を超えて黄色いモノを喰いたい。
従って、学生時代も東京のそれなりに黄色い店を喰い歩いたのだが、
インド人の本格カレーだの、あの、黒く、まろやかな欧風カレーなどには一切興味はなかった。
自由が丘、金田。
この知る人ぞ知る居酒屋で、しかもモナ田とバカ騒ぎの最中にその店の話を聞こうとは思わなかった。
(←モナ田のカレー)
(←金田にて)
その店の名は辛激屋!
うっわ!
マズそうでウマそうやん~(なんのこっちゃ!?)
ルーの種類は大きく2種類に分かれる。
1.カレー(核爆)
2.欧風カレー(大糞核爆)
それに具を組み合わせる。
店主の薦めを待つこともなく!
コレがチキンカレーだ!
黄色くもなく、黒くもない、なんの変哲もない。
もちろん、カレーソースポットでワケて出てくるような店ではない。
神話にもならないだろう。
そのコレが!
複雑怪奇な香辛料!
ウマいかマズいかでいえば
一口目は実にわけがわからない!
ワケのわからぬまま、一皿全部食ったら!
こりゃウマい!ウマウマくん、チョーウマい!
とにかくディスティンクティブ!
どこのナニにも似ていない!
強いて挙げればあの、神保町の名店、エチオピアをもっと激しくしたような感じだろうか?
(←エチオピア)
ご存知のとおりのカレー激戦区南船場。
つぎからはコレでないとダメになりそうな、いわばカレー中毒に挑むカレー屋である。
★★★★★♪♪♪
本当にマズいカレーの話はこちらからどうぞ!
(←オレが作ったカレー)
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