亀有でまんまと騙されたの巻
亀有、といえばこちカメ。まったく漫画に造詣のない俺でも知っている。
ケーサツはキラいだから銅像は撮らなかった。
金町や柴又、ひいては立石も近い、北千住と同じ沿線ってことは
駅前にはダメになったオヤジが昼からべろべろになっているもんだという期待は大きくはずれる。
駅前には田園糞線ニ糞玉糞かと見まがうばかりの、糞ヤングファミリーの波!
商店街ではかわいそうな女児がチアの格好をさせられて太ももを露にしている。
ようするに日曜の昼、
タバコをバッカバカ吸いながら、糞安い酒をしこたま飲む夢は打ち砕かれ、
八方へ伸びる駅前商店街にはタバコの吸えない、糞ヤングファミリー向けチェーン店しかあらへんのだ。
そんな糞な町に一軒。
「炭火焼肉丼 鉄板焼肉 牛すき焼き」「肉の!」「ヤマキ商店」
関西ではよくある肉屋のレストラン部だろう。
大阪のはり重、せきぐちなんかはいずれも名店だ。
よさげである。
しかし妙に明るい照明がちょっとだけ怪しいとは思った。
酒処、とちょうちんが下がるから、酒はある。
タバコはダメだ。
怪しい。
とりあえず・・・
かんぱーい!O(≧∇≦)O イェェ~イ♪
「赤身ホルモン」は赤身のホルモンではない。赤身とホルモンのミックス。500g2000円ほど。
かわいいねえちゃんが妬いてくれるぞ!
いよいよ怪しい。
でけた!
肉から出るアブラを味噌ダレに落とし込むシステム鉄板!
でけたニクをコレに二度漬けしたら・・・・!
白メシがうみゃー!
白メシには!
シメやきそばがうミャー!
同行の低NO氏とは千代田線大手町で別れた。
直後、メッセンジャーがやってきた。
なんと、丸亀製麺がやってるチェーン店だという情報だ。
チェーン店を「業者系」と称して蔑んできたオレがまんまと業者系にだまされた。
丸亀製麺、穴ドリない。
★★★♪
実はチェーンに騙されたのは生まれて二度目。
神戸、三宮センタープラザで入った「長田本庄軒」のやきそばだ。
一度目も丸亀製麺だった・・・・
手が込んでいる。
恐怖の柴又 大和家の天丼
柴又、あの帝釈天へのあの参道にへろへろの木造建屋あり!
大和家!
390えんから10000えんまで、これほど値段の差がある食い物もめずらしい天丼。
しかも、390えんだからといってマズいとは限らない。
逆に有名だからといってウマいとは限らない。
そしてハイカロリーゆえなんとなくリッチな気分になるのが天丼であろう。(リッチな気分なのか?)
な、なんやコレ!?
あの阪急そばで有名なひらべったい「オバQの死骸型」天ぷらが巨大化!それに甘くねちねちしたタレがタラっと!
江戸前天丼の正しい技法「揚げたてを甘いつゆにくぐらせて」いないのでバリッバリを通り越してガッチガチだ!
おまけになんの天ぷらなのかがわからない!
まーこんなもんだわ・・・・
★♪♪♪♪
渥美清マニヤならどうぞ!
東武電車西新井駅ホームの「らーめん」
高級ジャーナリストが以前から絶対の自信を持っておススメするので亀戸ぎょうざを食ったあと、さらに目指したのがココだ!
東武電車伊勢崎線西新井駅ホームの!
らーめん(糞爆)!
自販機前で焦る高級ジャーナリストもウザいが、ここはマタを開いてどっしりとした体勢でひとりでやってるJKに注目だ!
コレをなぜ自信を持っておススメするのかがわからない(大糞核爆)・・・・
しかもオバハンの脳みそがイカれてて、食券を出した後、順番をぶっ飛ばされたらもう食券を買っただけで終わりになりそうだった。
食券はラーメンと交換されて初めて価値を生むはずだ。
これがまさに食券乱用である。
★
実はこの駅から300mほど北方に「西新井大カーブ」と呼ばれる、東武電車のよい撮影場所があるらしい。
もろちん、東武電車マニアの高級ジャーナリストに教えてもらって知っただけだが。
すなわち、このドコにでもある「中華そば」、東武電車ヲタのソウルフードなのだろう。
(←西新井の大カーブ(大糞核爆))
【ねちねちー】北千住サンローゼのナポリタン【ねちー】
北千住東口、パチ屋の2階
サンローゼ!
サンローゼ!
サンローゼ!
店内は・・・・
困難だ!
困難だ!
困難だ!
高級ジャーナリストであり、低級Nゲージャーでもある高瀬文人氏と北千住を通過するたびに、サンローゼでナポリタンはどうだ、とお誘いを受けていた。
だが、だいたい、氏と北千住なぞ通過する、というときは必ず、我孫子や春日部で爆食のあと、すでに空気すらハラに入らぬ状態になってからだ。
(←我孫子1)
(←我孫子2)
そして先日、氏のフェイスブックに予告訃報が。
サンローゼがなくなってしまう。
即座に、同行願いをコメントしたが、
私は忙しい、あなたはそれ以上に忙しいだろうが、と、ナニもすることもなく毎日を送っているオレに返答がキタ(糞爆)。
しかし、それではよっぽどアレかと考えたのか、結局同行いただけることに。
半年ぶりの高瀬はハゲていた(大糞核爆)・・・・
かんぱーい!O(≧∇≦)O イェェ~イ♪
しかし、目当てのナポリタンはこない。
いや、こないどころか、注文すらできていない。
時ならぬ尋常ならざる駆け込み需要に厨房が追いつかず、
御食事メニューの受付をしていない野田阪神。
かわいらしい、とても若いウエイトレスに30分に一度は聞いただろうか、お食事受付は始まりましたか?
都度、彼女はほんとうに申し訳なさそうに、まだなんです・・・スミマセンを繰り返す。
困った。
このまま、サンローゼのナポリタンを食わずに俺は一生を終えるのか?
そうだ、こまったときには・・・・
昭恵に電話だ(大糞核爆)!国税でなんとかしてくれるかもしれない(大糞核爆)!
とも思ったが、そもそも昭恵の電話番号なぞ知るわけもない。
実は、この日、高瀬は先着していて、席を確保してくれていたのだが、
オレも約束の時間より早く到着したこともあって、店内をよく見ず、ウエイティングリストに名前を書こうとした。
わかいウエイターは
いつになるかわからないので入店受付を中止しています。書いてもお呼び出しできません、
とワケのわからないことをいう。
こうした場合、
「アバレル系」のオレは暴れるのが常だが(大糞核爆)、
なぜか、この若いウエイターにはハラが立たない。
ハラが立たないどころか、
きっと厨房がパニックなんだろう、席が空いているにもかかわらず、客を断るのは本当にむずかしいことだろうに、
このおにいさんは本当に上手く対応して、このアバレル系のオレをたしなめている、と妙な感動を覚えたのだった。
レーベンブロイを呑むこと、2時間以上。
恒例の高瀬との人の悪口やエロ話もひとしきり終わった頃、件のウエイトレスがやってきた。
変態お待たせしました×
たいへんお待たせしました、御食事のご用意ができるようになりました。
ひゃったー!
なにごともなかったかのように出てきたナポリタンの麺は
異様にねちーとしていて、少々冷えてくると、麺同士がねちーとだんごのようになっている。
初めての食感だ。
なにに近いかと言うと、ウマい讃岐うどんのマネをしたまずい冷凍うどん、それだ。
だが、そんなもんはどうでもよい。
レトロ感とモダンパチンコ店をムリクリくっつけたインテリアもすばらしいがそれもどうでもいい。
若いのに、ほんとうに、たのしそうに、そして客の身に立ったサービスをしてくれた
おにいちゃん、おねいちゃんたち。
ほんとうにありがとうございました。
サンローゼはあす、3月28日(火)で閉店するそうです。
★★♪♪♪♪♪
尾花の鰻
うなぎというだけでウマい。
しかもやっぱりうざく、うまき、白焼き、かば焼き。
うなぎはニッポン料理に限る、と世界中だれもが思うと思う。
フランスとか中国とかでうな丼チェーンやったら儲かるかもしれぬ。
尾花!
この白のれんにでっかい
尾花
が、なんともまあ、異国情緒すらかもしだす。
ニッポン料理のうなぎはウマい。
スーパーで買ってきてもウマい。
ウマいうなぎはもっとウマいがうなぎというだけでウマいもんだからどうもピンとキリの差が小さいような気がする。
うざく
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
うまき
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
白焼き
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
うな丼
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ちょっと寄ってみた
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
コレはピンを完全に通り越してぴんぴんや!
予想をはるかに上回るふっくらとろとろふくふくこってり感!
ココでしか喰えないのが悔しいくらい!
★★★★★★★★
その後、南千住から浅草へ
甘味の名店、初音茶屋
最後にかき氷を食ったのはおそらく30年以上前の話だ。
暑いときの氷ってこんなにウマかったのか。
そしてさらにその後!
まともな記事は同行諸氏のページでどうぞう
おいしい鰻に言葉は要らない……南千住「尾花」【ayanolog】
千住名代「尾花」の鰻【タコ壺】
江戸道中美味栗毛③(老舗うなぎ編) 【花侍の甘くて幸せな日々】
- [2007/09/06 11:22]
- 足立・葛飾方面 |
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