渋谷、兆楽
ちゃんと左から書いてあるのに微妙な角度がそうさせるのか、
それとも順番を誤ったのか・・・・
華中の味 楽兆!
違う!
兆楽 味の中華だ!
あの忌まわしいセンター街の裏側、井の頭通り沿いという、この世の俗をぜんぶ集めてきたようなこの角のこの中華屋がウマいわけはない!と40数年避けてきた。
それが!
ルースー麺!
ラーメンの上にコッテコテのチンジャオルースーを流し込んだ一品!
死んじゃいそうですー!
黄色いたまご麺もイイ!
となりのキレイなおねいさんが食ってたのが気になって気になって、すぐ数日後・・・・
ルースーチャーハン!
こちらはたまごチャーハンの上にチンジャオ抜きのルースー餡をぶっかけた一品!
サイコーだ!
さらに!どうせなら!
ルースー焼きそば!
絶品!
夜にはたいしたもんじゃあないけれどシューマイやぎょうざをあてに飲むのもイイ!
チャーハンややきそばについてくるたまごスープもウマ!
カウンターに囲まれた狭い厨房で、4人の屈強な中国人が、ガンガン鍋を振る!ガンガンガンガン鍋を振ってもどんどん注文が!
死んじゃいそうになりながらつぎからつぎへとチンジャオルースーを煽る!
ホールの中国人のおねいさんや日本人のおにいちゃんもたいへん親切かつ無駄なく、迅速に対応する。
あんかけメニューはルースーだけじゃないんだけど、あまりにウマすぎてルースーシリーズを制覇。
まあ、ご注文はほぼみなさん、ルースーシリーズだけどな。
町中華以下のこんなこてこて中華、オレも大好きだ。
★★★♪♪♪♪
東京を歩けば焼き鳥屋に当たるがけっきょくココでしょう、渋谷、鳥升
渋谷の焼き鳥はマズい。
食えたもんじゃねー。
じゃあ渋谷だけか?
いや、新橋の焼き鳥もマズい。
食えるのは蒲田だ。
だが。
井の頭線の高架をヨコに何軒もの糞まずい焼き鳥に30年ほど悩まされた後、坂を上ったその先に入ったのがいちばん奥のココ。
大ぶりの焼き鳥はたいがいウマいものではないがココは別だ。
ニクもいい。焼きはもちろん最高。
一度だけタレで食ったことがあったが、その後は食っていない。
タレがマズいわけじゃない、塩がウマすぎるのだ。
味の沁みたうずらは絶対注文してほしい。
さて鳥升。
ココは焼き鳥の店だが・・・・・
刺身がウマすぎる!
しかもこの下なくやっすい上にボリュームもスゴイ!
さらに・・・
揚げもウマすぎる!
煮込みはもちろん!
ポテサラまでサイコーにウマくてデカい!
ビールはもろちん、赤星ラガー!
★★★★★♪♪♪♪♪
カウンター以外の1階席だとかならず相席となる。
この店で相席になるとかならずといっていいほどトモダチになる。
オレは人間嫌いだが、ここの1階の客はかならずいいヤツなのだ。
そして最後に良店ゆえ、もちろん、お通しなどという無粋はつかない!
世界No.1レストランの1軒。
熊本ラーメン 桂花渋谷店
大和田
東急本店を少し過ぎて、松涛の入口あたり。
大和田あり!
白焼きはほんの数ミクロンの焼き目はパリっとスモーキー。
あとはめくるめくトロトロの身。
荒く擦られたわさびをちょびちょび付けながら熱燗でイクと
死んでもいいほどだった・・・・
カバ焼きのタレは少し変わっていて、甘い。
甘いがイイ醤油の味がする。
だから少々味は濃いので白焼きのようにスモーキーな感じはないけど
これまたトロトロの身を熱燗でイクと
バカになりそうだった。
★★★★★♪♪♪♪♪
そういえば、おかみが座敷にカバを運んでくれたときに白が死にそうにウマかったと告げると
「割き立てなんですよ」とおっしゃった。
「焼き立て」はもちろん「割き立て」なのだ。
しかし、割き立てではアミノ酸が体内を巡るヒマがないではないか?
まぐろなどでかいヤツなら死んで3日目あたりがウマいらしいやん。
しかし、ここのうなぎは十二分にウマみがある。
「焼き」に魔法がありそうだ。サイコー!
龍の髭
1979年。
今からは考えにくいが夜8時も過ぎるとうら寂しい通りになる渋谷センター街を抜けたところにナイロン100%があった。
前年デビューしたばかりのセックスピストルズを筆頭にイギリスではじゃんじゃんカッコいい「ニューウェーブミュージック」が流行りつつあり、それをそのまま時差なしで紹介してくれるロックバーだ。
そこへの往き帰りに店の前を何度も何度も通り、いつか食ってみたいと思いつつ35年。
35年かかった宿題、
龍の髭、今夜食いました!
タイトルは「台湾料理」。
渋谷で台湾料理といえばあの、麗郷がある。
(←麗郷)
いまは店構えも少し似ているがこちらは以前はもっとババちかった。
なんですかー、このスーパーの皮でつつんだ餃子はっ!
春巻きもコレや・・・・
なんじゃこれ?
見かけも味もおおむねスーパーのお惣菜レベル♪
「ルーローファン」と本場読みで注文したら
「ウーロンハイ」が出てきました~♪
ニクがくさい!
★♪
近所に麗郷がありつつ、ここも名店然として何十年も生きながらえている理由はとどのつまり、この店名にあると考えた。